ポール・オースターの詩

なぜなら詩に魂が救えはしないし、失われた世界を取り戻すこともできはしないからだ。
詩は単に、在るものを認めるだけだ。
・・・ポール・オースター

ポール・オースターの詩集

◆ Unearth
1974
詩の一部は『Disappearances』に収録

◆ Wall Writing
1976
(published by "The Figures")
詩の一部は『Disappearances』に収録

◆ Fragments From Cold
1977
(published by "Parenthese")
詩の一部は『Disappearances』に収録

◆ Facing the Music
1980
(published by "Station Hill Press")
詩の一部は『Disappearances』に収録

◆ White Spaces
1980
(published by "Station Hill Press")
詩の一部は『Disappearances』に収録

◆ Disappearances
Selected Poems 1970-1979
1988
(published by "Overlook Press")

◇『消失』 Disappearances
ポール・オースター詩集
1992
飯野友幸訳
思潮社

小説を書く前には詩を書き続けていたオースターですが、その７０年代に出した詩集からのセレクション。
『Ground work』にも収録されています。

◆ Ground work
Selected Poems and Essays 1970-1979
1991
(published by "Faber")


詩に関するポール・オースターの文章

◆"The Poetry of William Bronk", Southern Review, July 8 1978: 30- 31.

◆"The Book of the Dead: An Interview with Edmond Jabes"

砂の詩人エドモンド・ジャベスに石の詩人ポール・オースターが聞く。

◇"Twentieth-Century French Poetry"
『２０世紀フランス詩』　柴田元幸訳
「現代詩手帳 特集：ポール・オースター」　思潮社　１９９６年６月号

◇"The Poetry of Exile"
『亡命の詩』 柴田元幸訳
「ユリイカ 特集：ポール・オースター」　青土社　１９９９年１月号

ルーマニア生まれのユダヤ人、パウル・ツェランの詩を読み解く。
「ツェランは決して、主観性に引きこもれとか、架空の宇宙をうち建てよとか言っているのではない。詩が旅せねばならない距離を彼は探っているのであり、あらゆる価値が転覆されてしまった世界の曖昧さを定義しようとしているのだ」
ポール・オースター
 

-1999.4.12-
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